1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11670866
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
新津 守 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (50251062)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中井 敏晴 電子総合研究所, 主任研究官 (30344170)
福林 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (70114626)
池田 耕太郎 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (30302409)
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Keywords | MRI / 高磁場装置 / 膝関節 |
Research Abstract |
本研究は超高磁場(3.0T)装置を用いて膝関節の高分解能MR画像を撮像し、その実現性と限界を検討するものである。 1.環境整備 1)3.0T用膝関節専用コイルの作成と調整 MR装置メーカーと電子技術総合研究所の協力により、3.0T装置用に新たに膝関節の専用コイルの試作器を作成した。MR装置に標準装備されている頭部専用コイルとはスキャン時の調整が異なるため、ファントムを用いて3.0Tマグネット内で調整を行う。 2)パルス系列の最適化 ブタ切断膝とファントムを用いて、高分解能画像に最適なパルス系列を決定した。特に高速スピンエコー系列を用いた場合のエコートレイン数増加が画像のぼけを生ずる影響を考慮し、最適パラメータを探る。また傾斜磁場の効率化とコイル周辺機器の性能向上を試みた。 2.健常人ボランティアによる測定 1)コイル試作器とパルス系列の確認 健常人を用いて上記作成コイルとパルス系列の最適化の確認を行った。この際矢状断や冠状断像など膝関節の十字靭帯、側副靭帯および半月板の各々に最適な断層方向を決定する。被検者が安静保持出来る10分程度の範囲での上記1-2)の最適パラメータを追求した。
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