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2000 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝子発現を利用した照射効果測定

Research Project

Project/Area Number 11670870
Research InstitutionTOKYO UNIVERSITY OF PHARMACY AND LIFE SCIENCE

Principal Investigator

平野 和也  東京薬科大学, 薬学部, 講師 (80251221)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 別府 正敏  東京薬科大学, 薬学部, 教授 (60114633)
鈴木 紀夫  東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10010050)
KeywordsMUCl / Radiation / Tumor antigen
Research Abstract

In vivoでの腫瘍の放射線応答、照射効果の解析を行うため、担がん動物(ヌードマウス)を用いて、これまで確立してきたWestern法、FCM法(血中腫瘍細胞用)をHT29大腸癌細胞のMUCl mucinの定量に応用した。さらにGFP標識細胞を利用してin vivoでの照射後、少数のGFP標識細胞を回収し、MUCl等の放射線応答遺伝子の発現の変化を解析を行った。
まずヒト大腸がんHT29細胞。照射装置:X線は当教室の島津製(Pantak)X線発生装置より得られる200kVp,20mAX線を用いた。
1)GFP標識細胞株の作製。GFP(Green fluorescent proteins)遺伝子ベクターをヒト腫瘍細胞株(HT-29)にトランスフェク卜し、蛍光を発するGFP蛋白を安定に発現する細胞株を蛍光顕微鏡、flowcytometerで確認、選択した。
HT-29/GFP細胞をヌードマウスに移植し、40日後にマウスを全身照射0,6,10,20,30,50Gy照射し、Tumor suspensionを作製し、解析した。その結果、照射後1〜4日まで細胞のMUCl量は生存率の減少に応じて、線量および時間依存的に増加した。またin vivoでの照射後、約8〜10時間にMUCl量の増加が認められた。これによりMUClのin vitroとin vivoでの応答パターンを比較することが可能となったが、さらに慎重な解析が必要である。さらに他の細胞系、応答分子、測定系について解析をすすめる予定である。本年度は、特定の細胞株、特定の放射線応答分子についてではあるが、in vivoでX線照射した後にGFP標識細胞選択回収し、放射線応答分子の発現を解析する系を確立することができた。以上により、本研究においてMUClの発現に注目することとした。その結果、in vitroとin vivoで応答に違いのあった遺伝子については、さらにその原因を調べ、in vivoでの照射効果判定への応川の可能性を検討する。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Y.Kang,K.Hirano,N.Suzuki et al.: "Increased expression after X-irradiation of MUCl in cultured human colon carcinoma HT-29 cells."Jpn.J.Cancer Res.. 91. 324-330 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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