1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11670873
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中川 恵一 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (80188896)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺原 敦朗 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80237007)
小野木 雄三 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (90233593)
青木 幸昌 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (40143474)
|
Keywords | 超高圧X線CT / 肺腫瘍 / 定位放射線治療法 / 固定法 / 臓器運動 / 治療計画 |
Research Abstract |
超高圧X線CTのタングステン酸カドミウムシンチレータ素子、コネクタケーブルを更新することで、アーチファクト減少を図り、既存の人体ファントムを用いて、画質向上を確認した。また、同人体ファントムを用いて、剛体での位置決め精度を検証した。 既開発の放射線治療用ネットワークシステムに、超高圧X線CT装置を接続したこれにより、設備備品である高性能パーソナルコンピュータに、超高圧X線CT画像と治療計画用CT画像をオンライン転送することに成功した。また、治療寝台上で撮影した超高圧X線CT画像を治療計画装置に転送して、治療計画用CT画像として、直接利用することで、寝台の乗り降りによる体位の誤差が解消されることを検証した。さらに、位置決め後の起高圧X線CT画像上に重ね合わせ表示された実際のビ-ム幅の変化を、ビデオキャプチャボードにより、動画として高性能パーソナルコンピュータ(備品)上に取り込み、肺腫瘍とビ-ム幅との位置関係を解析、保存するシステムを開発した。 肺腫瘍が、生理的呼吸状態でどのような位置的変動を示すかを、撮像時間が0.75秒の超高速CTにより、解析した。撮影情報(ビデオ入力)を高性能パーソナルコンピュータに転送して、時間軸に合わせた3次元再構成を行うことで、呼吸運動のコンピュータシミュレーションを作成して、照射中の変動の程度を定量した。この結果を超高圧X線CTで観察される肺腫瘍の大きさと比較し、超高圧庄X線CTで得られる、呼吸移動を含めた肺腫瘍標的容積描出の精度を検証した。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] Nakagawa K: "A Quantitative Analysis of Rat Osteoporosis Model with a Microfocus X-ray Tube and Digital Radiography System"Radiatio Medicine. 17. 165-168 (1999)
-
[Publications] Nakagawa K: "Dosimetry of leakage doses from a mobile accelerator for IORT and legal issues for its clinical use in Japan"International Journal of Clinical Oncology. 4. 215-219 (1999)
-
[Publications] Nakagawa K: "Megavoltage CT-assisted sterotactic radiosurgery for thoracic tumors"International Journal of Radiation Oncology, Biology, Physics. (in print).
-
[Publications] 中川 恵一: "改訂版 放射線治療ガイドブック"医療科学社. 243 (1999)