1999 Fiscal Year Annual Research Report
骨親和性放射性薬剤の集積増強効果の検討と内部照射療法への応用
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11670874
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Research Institution | Toyama Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
瀬戸 光 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (20019962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神前 裕一 富山医科薬科大学, 附属病院, 助手 (30251888)
宮原 龍郎 富山医科薬科大学, 薬学部, 助教授 (10019119)
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Keywords | Bone formation / Embrionic mouse bone / Calcium-45 / Tissue culture |
Research Abstract |
乳癌、前立腺癌および肺癌患者では剖検時に85%の症例に骨転移病変が見られる。病理所見では骨髄への転移性腫瘍により周囲の骨組織破壊が起きるが修復機序として新生骨の生成も盛んになる。これまでの骨親和性放射性薬剤による研究では腫瘍それ自体ではなく、周囲の新生骨へこれらの放射性薬剤が集積していることがオートラジオグラフィで証明されている。薬剤により、新生母へのCa-45集積増強効果を検討するため下記のイン・ビトロ実験を行った。 イン・ビトロ実験としてマウス頭頂骨からクローン化されたMC3T3-E1細胞を培養して、β-glycerophosphate(β-GP)とphosphoserine(PS)が培養細胞のCa-45摂取にどのように影響するかを検討した。10%FCS含有α-MEM培地で培養し、アスコルビン酸の存在下で、5-15mMのβ-GPと10mMのPSを作用させ、7,10,13日後にCa-45の摂取を測定した。いずれの薬剤添加時も7日目では有意なCa-45摂取は認めなかったが、10日目で10mMのβ-GP添加群では最大のCa-45摂取が認められ、13日迄プラトー状態であった。次に15mM群であり、13日迄漸増が認められた。しかし5mM群では13日迄Ca-45摂取はほとんど認められなかった。10mMのPS添加群では10日まで急激にCa-45摂取が増加し、その後13日迄漸増が認められた。以上の結果から10mMのβ-GPの添加で培養10日後に新生骨への最大のCa-45摂取が認められた。
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