1999 Fiscal Year Annual Research Report
微小振動波を利用した生体内硬度画像の開発と臨床応用に関する研究
Project/Area Number |
11670898
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
本田 浩 九州大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (90145433)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相部 仁 九州大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (40304810)
入江 裕之 九州大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (50284493)
吉満 研吾 九州大学, 医学部, 助手 (20274467)
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Keywords | MR / 硬度 / 硬度画像 / MR elastography |
Research Abstract |
1. 周波数、出力ともに可変の、1000Hz以下の振動波の発生装置を開発した。振動発生装置は、磁性体を用いず、均一な横波を対象に照射できるものとした。 2. 測定システムとして、sequenceを修正するためのparameter-generator、wave-generatorとして、MFG206 function generatorを用いた。Wave generatorとaudio amp.間には、オシロスコープを設置し、電圧や波形を観察しながら実施するシステムを構築した。 3. MR撮影に関しては、各種のパルスシークエンスを比較した結果、FLASH法が最適と考えられた。 4. MR撮影時には、すべての起点をトリガーパルスとし、トリガーパルスからMPGパルス印加までの時間(delay time)が可変となるよう、シークエンスソフトを改良した。 5. 以上の方法で、ファントム内を通過する振動波を画像として描出することに成功した。さらに、delay timeを変化させることにより、振動波の到達深度の異なった画像が得られた。 6. 来年度は、硬度が判明した複数のファントムを使用し、硬度とMRにより計測された硬度との比較を行う。さらに、動物臓器あるいはボランティアを用い、硬度計測を試みる予定である。
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