1999 Fiscal Year Annual Research Report
医・工学連携による臨床三次元画像処理アルゴリズムの開発と評価に関する研究
Project/Area Number |
11670915
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
周藤 安造 東海大学, 開発工学部, 教授 (20236037)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大滝 誠 東海大学, 医学部, 講師 (10130056)
上野 滋 東海大学, 医学部, 講師 (30138028)
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Keywords | 三次元画像処理 / 臨床評価 / インターネット / 画像処理ソフトウェア・ライブラリ / アルゴリズム / X線CT / 医用画像データベース / オブジェクト指向言語 |
Research Abstract |
平成11年度においては下記の研究を進めた。 (1)研究設備の導入 研究設備として東海大学開発工学部と同医学部にパソコンー式を導入し、インターネット環境の下に、医学と工学の両者間の研究が効率的かつ迅速に推進できる体制を整えた。 (2)臨床三次元画像処理アルゴリズムと臨床画像の整備 これまで我々が開発したソフトウェア、市販のソフトウェア・ライブラリや臨床現場で収集した各種医用画像を一括して管理、運用することにより、各種画像処理ソフトウェアの新規開発や改良・改善が容易にでき、かつ画像の再利用が容易となる環境を(1)に基づいて整備した。そのために、既に開発したボリュームレンダリング、軟部組織のセグメンテーションなど各種アルゴリズムに対し、手法を体系化し、これを画像処理ソフトウェアライブラリとして構築した。また、X線CTやMRIなどの臨床画像についても体系化し、医用画像データベースを構成した。 なお、これらはいずれも汎用データベースソフトAccessを利用した。 (3)統合開発環境の構築 (2)の整備により、Windows環境下で、一元的に臨床三次元画像処理アルゴリズムが開発できる統合開発環境を構築した。その際、新規のソフトウェア開発にあたってはアルゴリズム等の再利用性、拡張性を考え、オブジェクト指向言語Delphiを用いて開発した。このような環境のもとで、三次元画像に対するレンダリング・アルゴリズムの開発に着手し、インターネットにより医学部と緊密な連携をとり、臨床面からの評価を受けた。今後、これらのアルゴリズムについては、ホームページ上に公開し、さらに広く臨床評価を受ける予定である。
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Research Products
(2 results)