2000 Fiscal Year Annual Research Report
プロスタノイド受容体欠損マウスを用いた高血圧と血管合併症の発生機序に関する検討
Project/Area Number |
11671041
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
栗城 実 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (00295411)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅野 健一郎 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (20315659)
加藤 哲夫 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (70194834)
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Keywords | プロスタノイド / 受容体 / ジーンターケッティング / 急性腎不全 / 高血圧 |
Research Abstract |
本年度は新規ノックアウトマウスの供給が不可能となったため、前年度までにおこなったIP,TPノックアウトマウスの血圧に対する食塩摂取の影響に関する検討、および虚血再潅流による急性腎不全におけるIP,TP受容体の役割に関する検討の追加実験をおこなった。前者の検討では食塩摂取によりIPノックアウトマウスでは血圧上昇が見られ高血圧の病態生理に関与している事が示唆された。後者では虚血再潅流によっても腎の器質的、機能的な変化はIP,TPノックアウトマウスとワイルドタイプマウスでは差が見られず。少なくともマウスのこの実験系においては急性腎不全の病態にプロスタノイド受容体の関与は否定的であると考えられた。これらの結果は現在投稿中である。
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