1999 Fiscal Year Annual Research Report
副甲状腺細胞の増殖制御と腫瘍発生機序に関する分子医学的研究
Project/Area Number |
11671095
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
坂口 和成 和歌山県立医科大学, 付置研究所, 教授 (60178548)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横手 秀行 和歌山県立医科大学, 付置研究所, 助手 (60316122)
中村 允之 和歌山県立医科大学, 付置研究所, 助手 (40145917)
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Keywords | 副甲状腺 / 腫瘍 / 癌遺伝子 / cDNAクローニング / KGF受容体 |
Research Abstract |
このプロジェクトは、ユニークな真核細胞発現ベクターを使って副甲状腺腫からcDNA libraryを作り、独特の発現クローニング法によりその副甲状腺腫の発生および進展の原因となっている癌遺伝子を系統的にクローニングしようとするものである。これまでの1つの副甲状腺腫由来のcDNA libraryを用いた研究から、C末端が変異され活性化されたkeratinocyte growth factor receptor(KGFR)をクローニングした。このKGFR遺伝子について詳しく調べたところ、変異はalternative splicingによるものであり、NIH/3T3 cellを用いてのfocus formationから見たtransforming activityは変異型においてwild-type KGFRより高いという結果を得ている。5例の腺腫、2例の腎不全に基づく過形成、および1例の癌組織を使ってのRT-PCRによる発現実験の結果から、全ての腺腫および1例の過形成ではこの異型KGFRが発現しているが、正常および癌組織では発現していないことが判明してきた。さらに多数の副甲状腺腫瘍組織を集めて検討中である。また、現在Interaction Trap法を用いて情報伝達系から見た異型KGFR活性化の機序を調べている。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Kazushige Sakaguchi,Matthew V.Lorenzi Hiroshi Matsushita,Toru Miki: "Identification of a novel activated form of the Keratinocyte growth factor receptor by expression cloning from parathyroid adenoma tissue"Oncogene. 18. 5497-5505 (1999)