1999 Fiscal Year Annual Research Report
糖転移酵素活性、糖鎖抗原の発現と癌転移との関係の解明
Project/Area Number |
11671210
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
浅尾 高行 群馬大学, 医学部, 助教授 (40212469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹之下 誠一 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (10167489)
桑野 博行 群馬大学, 医学部, 教授 (90186560)
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Keywords | 糖鎖合成酵素 / 糖鎖抗原 / fucosyltransferase / 遺伝子異変 / 癌転移 |
Research Abstract |
糖鎖合成酵素の遺伝子変化の解析 癌関連糖鎖抗原に関与する糖鎖合成遺伝子FT-VIに対象を絞り、大腸癌組織中より分離したDNAを用いてSSCP法による変異の解析を行った。29例中3例に変異が認められた。この変異部分のシークエンスを検討中であるが、その結果を踏まえて遺伝子の変異と酵素活性や基質特異性との関連を今後解析する。 hydrase活性の測定 糖鎖合成における糖供与体の分解酵素GDP-Fucose Hydraseの測定系を開発し、糖鎖合成に関与する合成酵素以外の因子としてその意義を検討した。血清中の活性は術後癌再発時には低下する傾向をしめし今後、症例の集積とともに臨床的意義を検討する。
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