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1999 Fiscal Year Annual Research Report

組織工学による人工心膜の開発、臨床応用

Research Project

Project/Area Number 11671344
Research InstitutionTokyo Women's Medical University

Principal Investigator

瀬尾 和宏  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (20167472)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 青木 満  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (80175736)
新岡 俊治  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (20192122)
今井 康晴  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (30075246)
松岡 瑠美子  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (50120051)
安藤 誠  東京女子医科大学, 医学部, 助手
Keywords心膜 / 組織工学 / ティッシュエンジニアリング / 癒着防止 / 再生医学
Research Abstract

<in vivo実験>
現在は、動物実験による至適ポリマー、至適細胞数、至適組織裁断法の探究及び選定を行っている。実験動物として子犬を用い、左開胸にて心膜に達し、3x3cmの心膜を切除する。生分解性ポリマー:ポリ乳酸/ポリカプロラクタン共重合体(3x3cm)に採取した心膜を野一色等の方法に準じてtissue fragmentationを行い、細かい組織断片をポリマーシートに圧入した。(in vivo細胞播種)その後、ポリマーを、心膜採取した同一の部位に移植も行う。コントロール実験として組織断片を播種しないポリマーシートのみの移植も行う。移植3-12ケ月後に作成された組織に対して生化学的、生力学的、免疫組織学的検討を行う予定である。生化学検査として、組織中コラーゲン、エラスチン、カルシウム濃度の測定を行い、インストロン張力検査機を用いて作成された組織の最大張力を測定し自己の同じ部位の組織と比較検討する予定である。組織学的には免疫染色の手法を用いて内皮細胞の指標である第八因子を染色すると共に細胞間隙の間質蛋白質を染色し自己組織と比較検討する。慢性犬を作成し経過を観察中である。
同種細胞(allogenic)は拒絶反応の因子を排除できないため、細胞は全て自己(autologous)細胞を用いて実験を行っている。
<ヒト細胞のin vitro実験>
ヒト心膜より採取した心膜細胞、中皮細胞を用いてポリマー上での増殖能、ポリマーへの接着性、成長因子の影響等の分子生物学的研究をin vitroで行っている。心膜細胞の培養は容易で、in vitroでも十分増殖が可能である。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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