1999 Fiscal Year Annual Research Report
悪性グリオーマにおけるアポトーシス関連遺伝子の解析及び遺伝子治療法の開発
Project/Area Number |
11671376
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
須川 典亮 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (50244596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
喜多 正和 京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (60153087)
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Keywords | malignant glioma / apoptosis / gene therapy |
Research Abstract |
いままでの研究よりmalignant gliomaではapoptosisの出現はbax/bcl-XLの比に関係していた。一方、apoptosis抑制遺伝子として有名なbcl-2はすべての症例で発現が確認されており、malignant gliomaではapoptosisの調節に強く関わっていないと推定できた。以上cell lineと手術症例を踏まえた結果より、malignant gliomaのapoptosisでは抑制遺伝子としてはbcl-XLが、誘導遺伝子としてはbaxが直接関係しており、異常EGFRがbcl-XLの発現に関係していることまで解明できている。現在baxの発現に関係する遺伝子としては、cell lineの解析からp53関連遺伝子の発現が有力と考えている。つまりwild typep53はbax発現を促進させ、mutant typep53はbax発現を抑制するようである。そこで現在まずcell lineにwild typep53とmutant typep53を組込みbaxの発現状態とp53との関係を解析している。さらにin vitroと同時に、ヌードマウス皮下にそれらcell lineを移植し(in vivo)、それぞれの移植腫瘍の増殖能、apoptosisの結果を元の移植腫瘍の結果と比較、p53とbax発現のメカニズムを解析している段階である。
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