2000 Fiscal Year Annual Research Report
グリオーマにおけるサイクリン発現を指標としたp130遺伝子による細胞周期の制御
Project/Area Number |
11671403
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
河本 圭司 関西医科大学, 医学部, 教授 (70077741)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠井 治文 関西医科大学, 医学部, 助手 (80268341)
土田 高宏 関西医科大学, 医学部, 講師 (10181249)
沼 義博 関西医科大学, 医学部, 講師 (40208278)
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Keywords | cyclin / brain tumor / Laser Scanning Cytometer / Immnohistochemistry |
Research Abstract |
グリオーマにおけるサイクリン発現を指標としたp130遺伝子による細胞周期の制御 まず種々の脳腫瘍(特にグリオーマ)の手術材料についてサイクリンB1,D1、p53のモノクローナル抗体を用い、レーザースキャニングサイトメトリー(LSC)及び免疫組織学的に検索した。 (1)LSCによるDNA ploidy分析では、low grade astrocytomaはdiploid patternを示す。 (2)DNA ploidyは悪性グリオーマではaneuploidyを示す。 (3)サイクリンD1の発現はグリオーマ悪性度と相関する。 (4)悪性グリオーマの部位別では、辺縁部にproliferating indexが高く、又サイクリンのD1の発現も相関していた。 (5)p53は部位別に発現に差は見られなかったが、悪性グリオーマでは強い発現が見られた。 (6)この結果については1999年日本脳腫瘍病理学会、2000年国際脳腫瘍病理シンポジウム、2000年国際神経病理学会において発表した。 (7)p130モノクロナール抗体によりコントロールとして臍帯の細胞に発現を認めることを確認し、グリオーマ細胞にも一部陽性発現をみている。 (8)p130のプラスミッドは九州大学平田研究室より譲渡していただいた。これをvectorに取り込み、グリオーマMG87に導入することにより、p130が発現した。このことにより、腫瘍細胞の増殖が制御されることが期待される。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Zhao S,Kawamoto K, et al.: "Flow cytometric and immunohistochemical detection of cyclins in Malignant Gliomas"Progress in Oncology. 9. 20-25 (1999)
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[Publications] 河本圭司,塚崎裕司 他: "Laser Scanning Cytometerの画像"Medical Imaging Technology. 17. 197-202 (1999)
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[Publications] Yuji Tsukazaki,Yoshihiro Numa, et al: "Analysis of DNA-ploidy Using Laser Scanning Cytometer in Brain Tumors and its Clinical Application"HUMAN CELL. 13. 221-228 (2000)