1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11671411
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
杉田 健彦 東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (80179142)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
善積 祐介 東北大学, 医学部・附属病院, 医員
大沼 正宏 東北大学, 医学部・附属病院, 医員
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Keywords | Knee / DSteoarthritis / animal model / pig |
Research Abstract |
予備実験として、羊の膝関節の解剖を行ったところ、腓骨が欠損ないし痕跡程度にしか存在しないことが判明したため、実験動物を豚に変更せざるを得なくなった。ただし、実験内容に関しては申請書の内容と変更はない。 実験に先立ち、豚の膝関節の解剖を行った。 前脛骨筋が大腿骨から起始している以外は、基本的な構造はヒトとほぼ同様であった。創外固定器装着のためのピン刺入部は、大腿骨、脛骨側とも関節裂隙から3cm離すのが適当と判断された。外側側副靭帯は、腓骨頭先端から約1cm遠位で、腓骨の外側部に付着していることが確認された。すなわち外側側副靭帯の切離は、腓骨外側部の皮膚切開のみで可能であり、膝関節への直接の侵襲なく行えることが確認された。 以上の結果を踏まえ、予備実験として豚(雄)3頭に対して、外側側副靭帯を切離した後創外固定器を装着して、経過を観察している現状である。
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