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2000 Fiscal Year Annual Research Report

脊椎骨軟骨における老化変性機構の分子生物学的解析

Research Project

Project/Area Number 11671431
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

米延 策雄  大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (50127320)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中瀬 尚長  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (00283755)
Keywords内軟骨性骨化 / 肥大軟骨細胞 / 細胞老化 / Hic-5 / 最終分化 / アポトーシス / p16^<INK4a>
Research Abstract

細胞老化過程における遺伝子発現変化と内軟骨性骨化における軟骨の肥大化に際した遺伝子発現の相同性より、この2者が同一の過程であるとの仮説について検討している。
まずラット椎間板細胞培養系を確立し、継代によりクライシスに至った細胞より、RNAを抽出しcDNAを作成したが、細胞老化現象を観察するためにはヒト細胞が最適であるため、手術時に得たヒト椎間板細胞を分離・培養し、細胞老化に至らしめるため現在2継代ごとにRNA抽出及びcDNA作成を行いつつ継代を続けている。そのうち1検体については細胞老化に至ったため、RNA抽出しcDNAを作成した。まずRT-PCRにより、Hic-5,p-16のmRNAレベルでの発現を確認し、今後ノザンブロッティング等により早期培養細胞における遺伝子発現と比較する予定である。
一方で脊柱におけるさらなる老化関連遺伝子を検索するため、我々が以前より用いてきたマウスの脊椎症モデルを用いて、変性・骨化に関わる因子の発現を検討した。正常加齢マウスの軟骨性終板〜骨棘が形成される隅角部において加齢に伴いアポトーシスが亢進していることがTUNEL法により明らかとなった。終板におけるアポトーシスは、脊椎症モデルの中で加えられたメカニカルストレスにより促進し、同時に細胞数の減少と椎間板変性も促進された。そのため、メカニカルストレスによる終板軟骨のアポトーシス発生機序に関わる因子を、我々が開発した器官培養系により現在検討を進めており、明らかとなった因子について細胞老化における遺伝子発現の変化との関連を検索する予定である。これらの手法により現在までに明らかになった因子としては、骨形成関連因子であるGDF-5,ALK3,PTHrP,Indian hedgehog等につき報告している。これらについても、細胞老化関連遺伝子発現変化にフィードバックして検索する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Nakase T.: "Distribution of genes for BMP-4,-6,GDF-5 and BMPreceptors in the process of experimental spondylosis in mice."Journal of Neurosurgery. 94(1). 68-75 (2001)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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