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1999 Fiscal Year Annual Research Report

アンチセンス法による接着分子発現の抑制とその臨床応用

Research Project

Project/Area Number 11671522
Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

三枝 宏彰  帝京大学, 医学部, 助手 (50256070)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森田 茂穂  帝京大学, 医学部, 教授 (60143476)
新見 能成  帝京大学, 医学部, 助教授 (90198416)
石黒 芳紀  帝京大学, 医学部, 講師 (40232285)
Keywordsアンチセンス / 接着分子 / 核内転写因子
Research Abstract

白血球が炎症部位の血管に集積する際に、白血球と血管内皮細胞の表面に発現する接着分子が重要な働きをすることが知られている。その接着分子の発現は、NF-κBと呼ばれる核内転写因子によって制御されている。接着分子の抗体や炎症性メディエーターの抗体を用いて炎症を抑制することが試みられているが、必ずしも十分な成果をあげていない。本研究の目的は、NF-kBの活性を抑制することで炎症のカスケードをたちきることができるという仮説を検証することである。NF-kBを阻害するためにアンチセンスと呼ばれるオリゴヌクレオチドを用いた方法を検討した。本年度の実験結果は以下のようにまとめられる。
1.NF-κBの免疫組織染色法の確立:NF-κBの抗体をプローベにした免疫染色の手法を確立した。これを用いることで、放射線でラベルした抗体を用いるEMSA法を使わずにNF-κBの細胞内局在を調べられる。エンドトキシンで血管内皮細胞を刺激した場合、4-6時間で細胞質から核内への最大限の移行が観察された。
2.アンチセンスを細胞内に取り込ませるためにリポフェクチンを用いたが、細胞毒性が強く、リポフェクチンで処理する段階での検討が必要であることがわかった。細胞株の変更、リポフェクチンの濃度に対して現在検討中である。リポフェクチン法でできない場合は、他の方法を考慮する予定である。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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