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1999 Fiscal Year Annual Research Report

腎細胞癌におけるホルモン依存性増殖の解明と治療への応用

Research Project

Project/Area Number 11671581
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

堀口 明男  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20286553)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 朝倉 博孝  慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (50175840)
大家 基嗣  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00213885)
小津 兆一郎  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90296674)
村井 勝  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
大東 貴志  慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (80185371)
Keywords腎細胞癌 / エストロゲンレセプター / アポトーシス
Research Abstract

【目的】ヒト腎細胞癌におけるエストロゲンレセプター(ER-α、および-β)の発現と各エストロゲン製剤による増殖抑制に対する効果につき検討した。
【対象と方法】ヒト腎細胞癌株(KU19-20,KU2,Caki)を対象とした。各細胞におけるER-α、および-βの発現をRT-PCR法を用いて確認した。β-estradiol,β-estradiol-3-sulfate,diethylstilbestrol diphosphate(DESD)との96時間の混合培養の後、吸光度測定法にて細胞増殖効果を比較検討した。DESDに関しては125I標識DESDによりbinding affinityを、そしてflowcytometryによるBrdU/DNA二重染色法、さらにfragmented DNA ELISA法にてapoptosisの誘導の有無を検討した。KU19-20ではER-α、および-βの両者の発現が確認されたが、KU2ではER-αのみ、CakiではER-βのみの発現が認められた。β-estradiol-3-sulfateとの混合培養では増殖抑制効果は認められなかったが、β-estradiolでは全ての細胞で濃度依存性に増殖抑制が認められた。DESDにおいてはKU19-20,KU2のみ5〜100Mg/mlの濃度において著明な増殖抑制が認められた。またKU19-20,KU2においてはfragmented DNAの増加が観察された。DESDに対するbinding affinityの検討では全ての細胞に明らかな結合能が認められた。以上よりエストロゲン製剤は薬剤により腎細胞癌に対し異なる反応を示し、一部の腎細胞癌細胞において増殖抑制が誘導される可能性が示唆された。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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