2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11671778
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Research Institution | St.Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
小泉 宏隆 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (10215155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 幸之介 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (70081734)
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Keywords | 神経芽腫 / アポトーシス / カスパーゼ9 |
Research Abstract |
【目的】神経芽腫には腫瘍細胞のアポトーシスにより自然消退を示す一群が存在する。これまでの研究で私たちは,神経芽腫におけるアポトーシスはFas非依存経路によるカスパーゼ3活性化に基づくことを明らかにした(J.Pathol.,189:410-415,1999)。本研究では,カスパーゼ3の上位調節因子としてミトコンドリア刺激を起点とするカスパーゼ9を候補に挙げ,その神経芽腫組織における発現様式を検討した。【方法】神経芽腫凍結組織20例より蛋白を抽出し,ウエスタンブロット法によりカスパーゼ9の発現を調べた。また,ホルマリン固定パラフィン包埋材料を用い,免疫ペルオキシダーゼ染色により活性型カスパーゼ9の局在を検索した。【結果】ウエスタンブロット法では全例に前駆型カスパーゼ9(p47)の発現がみられ,うち8例に切断(活性)型カスパーゼ9と思われるp37/p35バンドが確認された。免疫染色では,腫瘍内アポトーシス細胞の一部に活性型カスパーゼ9の局在が認められた。【結語】神経芽腫には前駆型カスパーゼ9が恒常的に発現し,一部の腫瘍では自己切断により活性化しアポトーシスを誘導していると考えられた。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] N.Yamashita et al.: "Nuclear factor kappa B mediates interleukin-8 production in eosinophils."Int Arch Allergy Immunol.. 120. 230-236 (1999)
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[Publications] Y.Seki et al.: "Nuclear expression of the p16^<CDKN2> gene product during senescence of human pharyngeal epithelial cells."Auris Nasus Larynx. 27. 147-151 (2000)