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1999 Fiscal Year Annual Research Report

歯槽骨-歯根膜境界面における骨芽細胞のコラーゲン消化吸収・改造機能の解明

Research Project

Project/Area Number 11671807
Research InstitutionHealth Sciences University of Hokkaido

Principal Investigator

矢嶋 俊彦  北海道医療大学, 歯学部, 教授 (10018749)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 敦賀 英知  北海道医療大学, 歯学部, 助手 (30295901)
入江 一元  北海道医療大学, 歯学部, 講師 (70223352)
Keywords歯槽骨 / 骨芽細胞 / コラーゲン貧食 / 細胞内コラーゲン消化 / 骨改造現象 / 酸性ホスファターゼ / カテプシン / 歯周組織
Research Abstract

歯槽骨の代謝・骨改造現象におけるコラーゲン消化吸収機序、特に骨芽細胞の役割については十分には解明されていない.そこで骨改造現象の活発なラット(1-6カ月)の歯槽骨-歯根膜境界部組織を組織細胞学・組織細胞化学的に検討した.
歯槽骨表面を被ている骨芽細胞に、細胞内コラーゲン小体が観察された.これらのコラーゲン小体には酸性ホスファターゼ活性が認められ、コラーゲン貧食水解小体であることが明らかになった.さらにコラーゲン貧食水解小体にカテプシンBの局在が免疫組織化学的に示され、細胞内ライソゾーム系によるコラーゲン消化吸収機構の一つが解明された.また、骨芽細胞は細胞突起を骨表面のコラーゲン細線維に延ばし、細胞内に取り込む過程も観察された.現在、この歯槽骨骨芽細胞のコラーゲン消化吸収過程における他のシステインプロテアーゼ並びにマトリックスメタロプロテアーゼの関与について、免疫組織化学的に検討している.
これらの結果より、歯槽骨の骨芽細胞は骨基質等の分泌とともに、コラーゲン貧食能を持つこと、さらに貧食したコラーゲンを細胞内ライソゾーム系でカテプシンB等のシステインプロテアーゼで分解するコラーゲン消化吸収機能を有し、歯槽骨の骨代謝・骨改造現象において重要な機能を果たしていることを明らかにした.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Yajima,T.et al.: "Collagen-phagocytosing ability of periodontal osteoblasts at the bone surface."Arch.Histol.Cytol.. 62. 17-25 (1999)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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