1999 Fiscal Year Annual Research Report
DSAを用いた摂食・嚥下障害における誤嚥防止姿勢の評価に関する研究
Project/Area Number |
11671866
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
谷本 啓二 広島大学, 歯学部, 教授 (10116626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 智子 広島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (10314767)
山田 信一 広島大学, 歯学部, 助手 (10263724)
田口 明 広島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (70243582)
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Keywords | X線映画 / ビデオフルオログラフィ / 被曝線量 |
Research Abstract |
平成11年度は,主としてX線撮影した画像をコンピュータヘ取り込むための構築を行った.現行の取り込み方法は,X線映画フィルムを専用のプロジェクターに投影し,その画像をA/D変換して行ってきた.しかし,この方法では,1画面の取り込みは可能であったが,連続画面を取りこめる状態になっていなかった。これはコンピュータの容量不足がもっとも大きな原因であった。今年度の研究では,X線撮影中に表示されるモニタの信号をDVテープに記録し,そのディジタル信号をコンピュータへ直接取り込むことを可能とした。コンピュータは当初MacG3を購入予定であったが,G4が発売され大容量が可能となることがわかり,また,Firewireを装備していることがわかったためこの発売を待って購入した。しかしコンピュータの発売が遅れたため,データの取り込みまでしか行われていないため,レファレンスラインの設定については次年度行うこととした。G4を購入したためFirewireを介して画質の劣化なしに画像を連続して取りこめるようになったが,現時点では画像と音のずれが起こり,ソフトの点検を検討している.また,コンピュータのモニタ画面は小さいため,今年度購入予定であった編集機が予定より安く購入できたため追加で購入したプロジェクターにより拡大した場合と,モニタ上で計測した場合,差があるかどうかについても次年度研究することとした。被曝線量軽減には映画からビデオに変換することは必須である。今年度,ビデオ化が可能となったため,次年度以降出来るだけ早い時期に映画とビデオの差を明らかにし最良のビデオ撮影の条件設定を行って,患者の被曝線量軽減を行う予定である。当初予定していた計測項目については次年度行うこととした。
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