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1999 Fiscal Year Annual Research Report

歯科領域における遠隔X線・病理診断に関する研究

Research Project

Project/Area Number 11671878
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

岡野 友宏  昭和大学, 歯学部, 教授 (20124688)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 関 健次  昭和大学, 歯学部, 講師 (00245820)
荒木 和之  昭和大学, 歯学部, 助教授 (50184271)
立川 哲彦  昭和大学, 歯学部, 教授 (10085772)
松田 幸子  昭和大学, 歯学部, 助手 (50266178)
花澤 智美  昭和大学, 歯学部, 助手 (20245872)
Keywords遠隔医療 / 画像伝送 / Teleradiology / Telemedicine / Telepathology / Teledentistry / ISDN
Research Abstract

遠隔医療は「映像伝送を中核とした情報の伝達によって何らかの診療行為を行うこと」であり、僻地医療など専門家の少ない領域の場合においてその利用が検討され医科領域では一部臨床応用も行われてきている。診療の第一線をほとんど個人開業医に依存している歯科領域においては、このシステムはより有用と考えられる。しかしながら現時点では歯科X線画像、口腔病理画像ともにこの種の応用に関する研究は限られており、早急な検討が望まれている。特に画像の伝送においては画質の低下は不可避であり、原画像の情報のうち診断に必要な情報を損なうことなく伝送するための伝送の諸条件を明らかにする必要がある。本研究では白黒のX線画像および病理組織画像などのカラー画像について診断学的価値を維持した上で伝送を行うのに必要な画像取得法などの条件を決定し、実際に複数の施設間で伝送を行いその有効性・短所について明らかにする。本年は、ISDN64回線を利用し口腔病理学教室との間で腫瘍症例のX線画像および病理組織画像を実験的に伝送しカンファレンスを行った。コンピュータを利用してデジタル化後伝送する場合、X線画像1枚のデジタル化に平均8分程度要し、可逆圧縮で伝送する場合伝送時間が1枚あたり25分程度、JPEG約1/20圧縮方式で伝送する場合1枚あたり1.5分程度要した。これよりデジタル化および転送所要時間でみるとリアルタイム性を必要とするカンファレンスにはこの方式は不適と考えられた。画質の点ではJPEG圧縮でカンファレンスには十分と考えられた。
以上よりリアルタイムの応答が必要とされるカンファレンスなどでは、現状ではパソコンを介さずテレビ電話などでビデオ信号を直接伝送する方がいいと考えられ、現在テレビ電話によるカンファレンスシステムを構築中である。次年度はこのシステムを利用した場合の利点欠点について明らかにしていく予定である。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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