1999 Fiscal Year Annual Research Report
口内法ディジタルラジオグラフィーの規格撮影によるインプラントの予後評価の確立
Project/Area Number |
11671879
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
西野 智美 昭和大学, 歯学部, 助手 (20245872)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡野 友宏 昭和大学, 歯学部, 教授 (20124688)
関 健次 昭和大学, 歯学部, 講師 (00245820)
松田 幸子 昭和大学, 歯学部, 助手 (50266178)
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Keywords | インプラント / デジタルラジオグラフィー / 口内法規格撮影 |
Research Abstract |
口内法用ディジタルラジオグラフィー装置を用いて、最適な照射量、画像処理条件、ディジタルサブトラクションの可能性を検討するために、まず、臼歯部に欠損部位を持つ屍体下顎骨標本を用い、それらの欠損部にBranemark implantフィクスチャーを埋入し、ディジタルラジオグラフィー装置Digora(Soredex Orion Corporation,Helsinki,Finland)および通常の口内法用X線フィルムEktaspeed Plus(Eastman Kodak Co.,Rochester,N.Y)を使用し撮影を行った。撮影装置はHi-Emix dental Xray unitを使用、管電圧は60Kvとした。次にフィクスチャー周囲に骨欠損を人工的に作成し、その都度撮影を行い、コンピュータ上で、適切な画像処理を行い、それらの画像を4人の歯科放射線科医が観察した結果、Digoraでは、照射時間0.5秒で骨欠損2mm以上のものが検出可能であり、Ektaspeed PlusよりもSensitivity、Specificity、Accuracy共に優れていた。またDigoraでは、照射時間を1/5にしてもEktaspeed Plusとほぼ同等の検出能があった。サブトラクションに関しては、屍体下顎骨標本の臼歯部の歯頚部、歯根部に厚さ2〜10ミクロンの鋼箔を置き、口内法ディジィタルシステムCDRで撮影を行った。それらの画像を用いて単純にグレー値をサブトラクションしたところ、歯頚部、歯根部のどちらでも5ミクロンの銅箔まで検出することができ、この方法が、インプラント予後の判定のために役立つ可能性が示唆された。
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