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1999 Fiscal Year Annual Research Report

舌癌モデルにおける血管新生阻害剤の影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 11671882
Research InstitutionTokyo Dental College

Principal Investigator

片倉 朗  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (10233743)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石川 維範  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (90297341)
Keywords4NQO / 血管新生阻害剤 / 腫瘍血管 / 舌癌モデル / 共焦点レーザー走査型顕微鏡
Research Abstract

平成11年度は、25匹のラットに対して4-Nitroquinoline 1-Oxide (4NQO)を経口投与し、約7ヶ月かけて舌癌モデルを作製した。
発生した舌癌モデルに対して、以下の2系統の実験を行った。
1.舌癌モデルへの血管新生阻害剤の投与
内在性因子としてINF-α、血管新生阻害剤として5-DFURを4週間、静脈内投与し、抗腫瘍効果を肉眼的・病理組織学的に観察した。あわせて血管鋳型標本を作製し、腫瘍の血管構築と抗腫瘍効果について評価している。
これらの結果については現在、観察中である。
2.共焦点レーザー顕微鏡による腫瘍血管構築の解析
従来の血管鋳型標本では、動脈と静脈の識別、また3次元的解析も不可能であった。共焦点レーザー顕微鏡の特徴として、living cellのリアルタイム観察、組織内異種物質の同時観察、3次元再構築画像の解析(光学的断層像)などがあげられる。そこで今回、共焦点レーザー顕微鏡による観察によってこれらを可能にして、より綿密に舌癌モデルの血管構築の解析を試みている。
共焦点レーザー顕微鏡による観察で、本モデルの腫瘍血管は健常部に比較して血管密度が増して、不整化・狭小化・ループ形成などの形態変化を認めた。さらに、腫瘍血管をintensivity profileとして解析した画像で、腫瘍部では血管外でも高いsignaal intensityを認めた。これはマクロモスキューである標識ゼラチンが血管外へ漏出していることによるもので、腫瘍血管の透過性亢進が示唆された。
次年度は血管阻害剤による抗腫瘍効果と血管構築ならびに血管と腫瘍細胞の関係を共焦点レーザー顕微鏡による観察で追求してゆく予定である。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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