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1999 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝的相補性に基づく口腔扁平上皮癌発生に関与する遺伝子学離の試み

Research Project

Project/Area Number 11671980
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

根岸 明秀  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (60270914)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉田 光明  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (60182789)
Keywords口腔癌 / 第3染色体 / 扁平上皮癌 / 癌抑制遺伝子
Research Abstract

1)Subchromosomal Transferable Fragments(STFs)クローンの作製
A9(neo3)細胞(マウスfibrosarcoma由来の細胞株:A9細胞にpSV2neo遺伝子で標識されたヒト正常第3染色体を1本だけ移入した雑種細胞株)にγ線を4,8,16Gy照射し、染色体をランダムに切断し、それらをG418選択培地にて培養した。生き残った細胞はすべてヒト第3染色体に由来する染色体断片を含んでおり、それらから微小核を作り、A9細胞に移入し合計16種類のSTFsクローンを得た。
2)STFsクローンのスクリーニング
Qバンド分染法による染色体解析及びヒト第3染色体を特異的に染色するプローブを用いた染色体ペインティング法により、移入された染色体断片の大まかなサイズを決めた。また、ヒト第3染色体上に位置している54種類のマイクロサテライト・マーカーを用い、染色体断片の領域を決めた。
3)STFsクローンのヌードマウスに対する造腫瘍性に関する検討
A9細胞と2種類のA9(neo3)細胞:A9(neo3A)及びA9(neo3B)、4種類のさまざまな大きさのヒト第3染色体断片を持つSTFsクローンをヌードマウスの皮下に注射し、それぞれの細胞の造腫瘍性について検討した。その結果、A9(neo3A)及び4種類のSTFsクローンは親株であるA9細胞とほぼ同様の造腫瘍性を呈したのに対し、A9(neo3B)細胞の造腫瘍性だけが著しく抑制されていた。現在、A9(neo3B)細胞の抑制の機序に関して解析中である。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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