1999 Fiscal Year Annual Research Report
「温熱・放射線+免疫・化学」療法に対する口腔癌の同時感受性に関する研究
Project/Area Number |
11671985
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
西田 光男 京都大学, 医学研究科, 講師 (50154620)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 真也 京都大学, 医学研究科, 助手 (50263075)
横江 義彦 京都大学, 医学研究科, 助手 (30211650)
村上 賢一郎 京都大学, 医学研究科, 助教授 (00174269)
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Keywords | 口腔癌 / 温熱療法 / 集学的治療 / 放射線 / 免疫・化学療法 / 感受性 |
Research Abstract |
口腔癌に対する集学的治療の成果を以下に述べる。 1.舌扁平上皮癌70例(1990〜1997),T1:20例,T2:33例,T3:6例,T4:10例,N(+)症例32例に対し,本研究の臨床モデルとなる治療体系のプロトコールに準じ根治治療を施行した。St1:93.3%,St2:86.9 %,St3:68.6%,St4:61.5%,全例で82.9%の5年累積生存率を示し、本治療体系の有用性を示した。 (日本頭頸部腫瘍学会 Vol.25,No2,P301) 2.口腔扁平上皮癌178例(1990〜1997),StI:30例,StII:54例,StIII:38例,StIV:56例に対し、上記1.と 同様プロトコールの下で根治治療を施行。5年累積生存率はStI:93%,StII:86%,StIII:85%,StIV:70%であり,全症例で82%を示し,舌:83%,下顎歯肉:83%,頬粘膜:65%,上顎歯肉:89%,口底:84%であった。本研究を進めてゆく上で、期待できるデータである。(第18回日本口腔腫瘍学会,平成12年1月22日,23日)
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Y.Nishimura: "High-close-rate brachytherapy using molds for oral cavity cancer. The technique and its limitations"Int J Clin Oncol. 3. 351-356 (1998)
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[Publications] 山口昭彦: "口蓋に発生したMALTリンパ腫の例"日口外誌. 45. 284-286 (1999)
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[Publications] 平田功: "舌下・口底部に発現した巨大な神経鞘腫の1例"日口診誌. 12. (1999)
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[Publications] 吉田博昭: "MALTリンパ腫の1例に認められたヘリコバクター・ピロリの免疫組織学的局在"近北誌. 51. 80-82 (1999)
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[Publications] 安田真也: "下顎前歯部-小臼歯部に生じた歯原性粘液緑維腫の1例"日口外誌. 45. 339-341 (1999)
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[Publications] 西田光男: "図解救急・応急ガイド"和田攻. 1076 (1998)