1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11672045
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
西 一也 岡山大学, 歯学部, 助手 (10274002)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
多田 徹 岡山大学, 歯学部, 助手 (80304319)
山本 龍生 岡山大学, 歯学部・附属病院, 講師 (20252984)
渡邊 達夫 岡山大学, 歯学部, 教授 (20034176)
堀内 正純 岡山大学, 歯学部, 助手 (70314698)
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Keywords | ブラッシング / 機械的刺激 / プロコラーゲン |
Research Abstract |
本研究の目的は,イヌ歯肉にブラッシングの機械的刺激を与えた場合,歯肉上皮基底細胞数や上皮下結合組織線維芽細胞の細胞数とコラーゲン産生能がどのように変化するのかを組織学的・免疫組織化学的に検討することである。本年度の研究計画は,線維芽細胞のI型コラーゲン産生の検索方法を確立することであった。当初は,イヌプロコラーゲンα1Type1cDNAプローブをPCR法で作成し,in situハイブリダイゼーション法によりコラーゲン産生細胞の検索を行う予定であった。ところが,イヌと交差反応があるヒトI型プロコラーゲンCペプチドのモノクローナル抗体を入手できた。この抗体による免疫染色はin situハイブリダイゼーション法よりも簡便でその代用となるため,免疫染色でコラーゲン産生細胞を同定することに決定し,イヌ歯肉を用いて染色条件を検討した。その結果,4%パラホルムアルデヒド固定,10%EDTA脱灰の後,パラフィン包埋した標本に対して,20mg/l proteinase Kを室温で15分作用させて前処理した後,抗体の希釈倍率を150倍にして免疫染色をした場合,最も染色性のよい標本が得られた。平成12年度はこの染色条件でコラーゲン合成の評価を行う。
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