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2000 Fiscal Year Annual Research Report

ブラッシングに対するイヌ歯周組織の細胞応答性

Research Project

Project/Area Number 11672045
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

西 一也  岡山大学, 歯学部, 助手 (10274002)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 多田 徹  岡山大学, 歯学部, 助手 (80304319)
山本 龍生  岡山大学, 歯学部・附属病院, 講師 (20252984)
渡邊 達夫  岡山大学, 歯学部, 教授 (20034176)
堀内 正純  岡山大学, 歯学部, 助手 (70314698)
Keywordsブラッシング / 機械的刺激 / プロコラーゲン
Research Abstract

本研究の目的は,イヌ歯肉にブラッシングの機械的刺激を与えた場合,歯肉上皮基底細胞数や上皮下結合組織線維芽細胞の数とコラーゲン産生能がどのように変化するかを組織学的に検討することである。平成11年度はI型コラーゲンを産生する線維芽細胞を免疫染色で識別する方法を確立した。本年度の目的はこの方法を用いて,コラーゲン合成を促す最適なブラッシング力を決定することである。雑種犬3頭の上顎第2,第3,第4小臼歯と下顎第3,第4小臼歯および第1大臼歯を用いた。口腔内を上下左右の4ブロックに分け,その内の3ブロックを100gf,200gf,250gfの力でブラッシングし,キュレットで歯肉縁上歯垢の除去を行った。残りの1ブロックは歯垢除去のみを行い,対照とした。ブラッシング力はひずみ増幅器・変換器で調節し,時間は20秒に統一した。1日1回の処置を3週間続け,全身麻酔薬の静脈内大量投与によりイヌを安楽死させた。昨年度に確立したコラーゲンの免疫染色を行い,歯肉接合上皮下のI型コラーゲン陽性線維芽細胞を計数した。その結果,単位面積(0.1mm×0.1mm)あたりのコラーゲン合成細胞は,100gf,200gf,250gfのブラッシング力に対して,それぞれ平均2.3,3.1,2.3個であった。すなわち,200gfがコラーゲン合成を促す最適なブラッシング力であることが示された。来年度は,ブラッシング力を200gfに統一し,歯肉の細胞活性に及ぼすブラッシング頻度の影響を評価する。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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