1999 Fiscal Year Annual Research Report
青年期から壮年期にかけての顎顔面形態ならびに咬合の変化
Project/Area Number |
11672047
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
中村 真理子 岡山大学, 歯学部, 助手 (90284067)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷本 裕子 岡山大学, 歯学部, 助手 (20190754)
野口 晴弘 奈良県立医科大学, 口腔外科学講座, 助手 (80311801)
山本 照子 岡山大学, 歯学部, 教授 (00127250)
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Keywords | 頭部X線規格写真 / 顔面写真 / 口腔内写真 / 口腔模型 / 顎・顔面の成熟・退化 |
Research Abstract |
申請者らは岡山大学歯学部6年次学生の頭部X線規格写真、顔面写真、口腔内写真ならびに口腔模型を昭和61年卒業の第一期卒業生より平成10年卒業の13期卒業生まで所蔵している。そこで卒後10年以上経過した現在、咬合ならびに側貌がどのように変化しているかを調査することを目的として、現在の状態の頭部X線規格写真、顔面写真、口腔内写真ならびに口腔模型の採得を卒業生に行い、これらの資料をもとに顎顔面の成熟退化が咬合ならびに側貌に与える影響について検討を加えることである。 まず,昭和61年卒業の第一期卒業生より平成10年卒業の13期卒業生までの口腔模型を調査し,不正咬合を分類した。正常咬合,反対咬合,上顎前突,開咬をとりあげ,頭部X線規格写真のトレースを行った。本年度は資料の採得を一部行った。また,COAII SYSTEMに入力することにより、ノースウエスタン法、ツイード法、リケッツ法などの顎顔面硬組織ならびに軟組織の形態分析を行った。次年度は引き続き,各年齢時における各計測項目の平均値、標準偏差、最小値、最大値を求め、さらに計測平均値から各年齢 時のprofilogramを作成する。これにより、顎・顔面・頭蓋の形態と大きさを同時に把握し、また同一座標上に重ね合わせることにより、成熟・退化に伴う変化を全体的に理解できるよう試みる。また各年齢間における各計測項目変化量の平均値、標準偏差、最小値、最大値を求め、その有意性の検定を行って、顎・顔面の成熟・退化に伴う変化の年齢的推移の検討を行う。さらに、各個人別の成長過程を縦断的に追跡、観察し、成長の方向、量、時期についての個体差を検討する。
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