• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1999 Fiscal Year Annual Research Report

線維芽細胞の表現型の修飾と歯周治療への応用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 11672084
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

安部 達也  九州大学, 歯学部, 助手 (80271112)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 相田 宜利  九州大学, 歯学部, 助教授 (10127954)
Keywords線維芽細胞 / アルカリホスファターゼ / アスコルビン酸 / transforming growth factor-β / 細胞外マトリクス
Research Abstract

線維芽細胞は創傷治癒や炎症の際にアルカリホスファターゼ(ALP)を強く発現する。今回、ALPの誘導を促進する因子を調べ、この応答に及ぼす細胞外マトリクス(ECM)の影響について検討した。アスコルビン酸2リン酸(AsAP)はヒト健常歯肉由来線維芽細胞にALP活性とタンパクの発現を誘導した。transforming growth factor-β(TGF-β)は細胞の生存を促す低い濃度ではAsAPによるALPの発現を増強し、増殖を刺激する高濃度ではこれを抑制した。ヒト歯肉線維芽細胞をAsAP/TGF-β/10% FBSで刺激するとcollagen,fibronectin,tenascin,thrombospondin等の沈着した肉芽組織類似のECMが形成された。このモデル系においてAsAP/TGF-βはALPの発現を誘導した。一方、結合組織モデルの3次元コラーゲン・ゲル培養ではAsAP/TGF-βはALPの発現を誘導しなかった。以上の結果から、アスコルビン酸と細胞の生存を促す濃度のTGF-βの組み合わせは線維芽細胞にALPの発現を促進することが示された。これらの因子に対する線維芽細胞の応答性ECMの環境に影響される。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi