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1999 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト歯肉線維芽細胞におけるheterogeneityの検討:細胞表層分子を指標としてクローニングした各サブセットにおける機能の比較

Research Project

Project/Area Number 11672088
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

宮澤 康  昭和大学, 歯学部, 講師 (90219775)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡松 良昌  昭和大学, 歯学部, 助手 (50286845)
小林 誠  昭和大学, 歯学部, 講師 (80186767)
Keywordsヒト歯肉線維芽細胞 / Thy-1 / IFN-γ / IL-4
Research Abstract

健康な歯周組織を有するボランティアの同意を得た上で採取した歯肉組織から歯肉繊維芽細胞(HGF)をout-growthにより獲得し、抗Thy-1モノクローナル抗体を用いたFACSにて各ドナー細胞のcell sortingおよび細胞表層抗原の識別を行なった。
その結果、ドナーのおよそ30〜50%がThy抗原を発現していた。次に、各細胞群をアフィニティーカラムにてクローニングし、それぞれThy-1(+)、Thy-1(-)細胞として確立した。これら2群の細胞を未刺激あるいはIFN-γにて(100U)刺激し、細胞表層分子の発現の比較を行なった。その結果、IFN-γ添加により、Thy-1(+)細胞と比較してThy-1(-)細胞に有意にMHCクラスII抗原の発現が誘導された。
また、IFN-γ刺激によりHGFのcollagen産生能はThy-1(+)、Thy-1(-)細胞ともに減少する傾向が認められた。しかし、局所免疫応答の制御においてIFN-γと拮抗していると考えられ、Th2細胞由来のサイトカインであるIL-4で刺激(10ng/ml)した場合、Thy-1(+)細胞においてのみ有意にcollagenI,III型の産生が促進した。また、それはmRNAレベルにおいても促進されていた。現在、HGFにおけるcollagen貪食能に関わる機能、特に抗体レセプターであるFcR(CD16,32,64)がHGFにおいて発現するのかどうか、およびその発現条件について検討中である。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2012-12-12  

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