1999 Fiscal Year Annual Research Report
胆汁酸生合成関連酵素の基質特異性ならびに反応の立体化学的特異性の解明
Project/Area Number |
11672152
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
黒澤 隆夫 北海道医療大学, 薬学部, 教授 (50103198)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村井 毅 北海道医療大学, 薬学部, 助手 (50260823)
吉村 昭毅 北海道医療大学, 薬学部, 講師 (60220737)
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Keywords | 胆汁酸生合成 / C27-胆汁酸 / 胆汁酸CoAエステル / 高速液体クロマトグラフィー / GC / MS / ペルオキシゾーム / bifunctional enzyme |
Research Abstract |
胆汁酸生合成における側鎖開裂反応(β-酸化)には肝ぺルオキシソーム内に存在するacyl CoA oxidaseenoyl CoA hydratase/dehydrogenase(bifunctional enzyme)及び3-oxoacyl CoA thiolaseが関与するが,これら各酵素の基質にそれぞれ対応する胆汁酸生合成中間体CoAエステルを化学合成した。 また,各酵素の特異性を詳細に検討するために側鎖構造(側鎖炭素数の異なる誘導体,側鎖メチル基を除いた誘導体)及び母核水酸基数の異なる誘導体を合成した。 次いで、上記合成標品を用いて胆汁酸生合成中間体であるCoAエステルの直接的な分析法を確立した。CoAエステルは熱的,化学的に不安定であり,また,中間体の立体異性体の分離も考慮してHPLCによる一斉分析法を開発した.また,超微量にも対応を可能とするための高感度な分析法として蛍光検出(CoAエステルを加水分解した後ラべル化を行う)によるHPLCの分析法の開発も併せて行った。次いで,酵素反応中のCoAエステルの加水分解に伴う遊離型C27-胆汁酸の定量法として分離能に優れたキャピラリーGCによる簡便な分析法の開発を行った.さらに各種体液中に存在する生合成中間体の分析に適したGC/MSによるC27-胆汁酸の微量一斉分析法の開発を検封し,生体試料中(特に胆汁酸代謝異常症患者)の胆汁酸生合成中間体の分析も検封した。 現在、上記合成標品及び分析法を用いて代謝物の検討を行い、その結果を投稿中である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Akihiko Kimura: "Profile of urinary bile aclds in infants and children: Developmental pattern of excretion of unsaturated ketonic bile acids and 7b-hydroxylated bile acids"Pedatric Research. 45. 603-609 (1999)
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[Publications] Kazufumi Watanabe: "Bilirubin pigmentation of human teeth caused by hyperbilirubinemia"J.Oral Pathol Med. 28. 128-130 (1999)