2000 Fiscal Year Annual Research Report
難治性アレルギー疾患の遷延化機構の解明と治療薬の開発
Project/Area Number |
11672201
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Research Institution | TOKUSHIMA BUNRI UNIVERSITY |
Principal Investigator |
赤木 正明 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (90093658)
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Keywords | アレルギー性炎症 / ヒスタミン / 肥満細胞 / Tリンパ球 / ケモカイン |
Research Abstract |
1 Wistar系雄性ラットを用い、BNラットにOvalbuminで能動感作することにより得られた抗血清を点鼻し、受動感作を行い、感作6時間後、抗原を2分間吸入させ、その後1時間、3時間、6時間、12時間放置したのち断頭し、鼻粘膜を採取した。採取した組織からmRNAを精製し、ケモカインであるMIP-1α、Eotaxin、RANTES、MCP-1のprimerを用いてRT-PCR法を行い、各々のmRNAの発現変化を検討した。その結果、MIP-1αのmRNAは無感作、感作とも発現が認められなかったが、EotaxinのmRNAは無感作時から発現し、感作により発現が増強した。RANTES、MCP-1のmRNAは、感作による変化はなく、恒常的に発現していた。 2 感作動物に抗原刺激を行うと、MIP-1αのmRNAは抗原刺激1時間で強い発現が認められ、3時間、6時間と時間経過に従って弱くなり、12時間後に再び1時間後と同様の発現が観察された。しかし、EotaxinのmRNAは、抗原刺激による時間変化は認められなかった。 3 受動感作ラット鼻腔内を加温した生理食塩水で灌流した際に得られた灌流液に回収されたリンパ球を分類すると、抗原刺激によりCD3陽性の細胞、すなわちTリンパ球が有意に増加していることが明らかになった。さらに分類すると、このTリンパ球はCD4陰性でγδTCR陰性であることが明らかになった。
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[Publications] 福石信之 他: "ラット鼻アレルギーモデルにおけるリンパ球浸潤・・・"Jpn.J.Pharmacol.. 82supI. 273p (2000)
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[Publications] 福石信之 他: "抗原曝露によるラット鼻アレルギー発症モデルの・・・"アレルギー. 49. 995 (2000)
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[Publications] R.Kanoh et al: "Effects of tannins, and related polyphenols・・・・・・"Phytomedicine. 7(4). 297-302 (2000)