1999 Fiscal Year Annual Research Report
在宅ケアアセスメント表(MDS-HC)による要介護度判定-介護保険における要介護認定とケアマネジメントの効率化
Project/Area Number |
11672245
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
森 敏 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (40200365)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 健二 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (00237265)
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Keywords | 障害性老人 / 要介護度 / 在宅ケアアセスメント表 / コンピュータ / 一次判定ソフト |
Research Abstract |
1)在宅ケアアセスメント表(MDS-HC2.0)の入力から、在宅ケアプラン指針(Client Assesment Protocols:CAPs)の問題領域選定までを自動化するコンピュータプログラムを開発した。これにより、面倒な集計作業をすることなく障害性老人の総合的なニーズを把握でき、その後のケアプラン作成を容易にすることができる。データベースソフトには、設計と操作が簡単なカード型ベータベースソフト(ファイルメーカー社:ファイルメーカーPro5.0)を用い、パーソナルコンピュータで動くプログラムとした。 2)つぎに、介護サービス調査票(基本調査)から要介護度を判定する一次判定プログラムが公表されたので、基本調査85項目のチェック状況から要介護度を判定するプログラム(一次判定プログラム)も、同じくファイルメーカーPro5.0を用いて作成した。本プログラムには、基礎調査における個々のアセスメントの矛盾点を指摘する項目や、障害性老人の日常生活自立度(寝たきり度/痴呆度)の判定と基礎調査による評価の間に矛盾がないかどうかを判定する項目もつけ加えた。 3)実用性の高い両プログラムは、現場の作業を効率化するので、いずれの施設でも広くい受け入れられると考えられる。今後の実地調査では、同一対象者にMDS-HCと基本調査によるアセスメントを行うことにより、MDS-HCから推定される要介護度と、基礎調査から得られる要介護度(一次判定結果)の対比が可能となる。
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