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1999 Fiscal Year Annual Research Report

日本における肥満の経済コストの計測

Research Project

Project/Area Number 11672246
Research InstitutionAichi Medical University

Principal Investigator

大野 和子  愛知医科大学, 医学部, 講師 (30247689)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 二神 律子  松阪大学, 政治経済学部, 助教授 (50190111)
Keywords肥満 / 経済コスト
Research Abstract

肥満は、高血圧、高脂血症、狭心症、胆石症、変形性膝関節症等種々の疾病のリスクファクターとして一般にも広く知られている。このため近年は肥満解消を目的とした、高額な減量教室も盛んに実施されている。欧米では既に、肥満を解消することにより医療費が4〜8%削減されるとの報告がある。しかし、わが国では医療費削減が政府の重要課題であるにもかかわらず、同様な研究調査はほとんど報告されていない。
本研究の目的は、わが国における減量教室を利用した肥満解消の経費と減量による経済効果をあきらかにすることである。本項には、研究課題のうち本年度分に相当する、肥満者減量教室を新規に開催する場合に必要な経費の調査結果を記載する。
運動施設としては、肥満者が故障なく運動するためのプールを含めたアスレチック施設を保有することが不可欠である。また的確な栄養指導を実施するための調理実習室と面談指導のための設備も備えている必要がある。このような大規模施設を建設する場合の費用は億単位であるが、今回はこの初期投資費用の償却を減量教室のみでなく一般の人も施設利用可能との前提で経費を計算した。教室指導者の経費は給与から教室運営に要する時間分のみを計上した。我々が主催した教室参加者は平成2年からの総計では192名であった。脱落率は27%であり、その結果を加味した教室生一名当たりの経費は180,000円であった。
次年度は肥満との関連性が確立されている疾患による経済損失の調査を実施し、本年度の調査結果と併せ、肥満解消の経済効果の算定を行う。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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