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2001 Fiscal Year Annual Research Report

臓器特異的遺伝子検出による新しい癌の遺伝子診断法の確立

Research Project

Project/Area Number 11672289
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

中井 利昭  筑波大学, 臨床医学系, 教授 (30049192)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 竹越 一博  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (40261804)
磯部 和正  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (10151440)
Keywords褐色細胞腫 / 悪性 / hTERTmRNA / PACAP / PACAPレセプター
Research Abstract

本研究の目的は、癌の体細胞レベルでの遺伝子診断、すなはち臓器特異的遺伝子を検出して、早期診断や病勢診断を行うことにある。
われわれはテロメラーゼの触媒サブユニットであるhTERT mRNAの発現について、インフォームドコンセントの得られた各種内分泌腫瘍組織について検討を行い、内分泌腫瘍の種類によっては悪性度判定に有用であることを明らかにした。褐色細胞腫においては、感度80%特異度88%と良好であった。
神経ペプチドPACAPは褐色細胞腫のおよそ半数において過剰発現していると報告されているが、そのレセプターに関する報告はない。PACAPレセプターのPAC1R,VPAC1R,VPAC2RすべてについてそのmRNA発現を検討したところ、PAC1R,VPAC2Rについては副腎外発生のものではその発現がほとんど認められなかった。また副腎由来の褐色細胞腫においてはPACAP mRNA発現とカテコールアミン合成酵素mRNA(TH,DBH,PNMT)、カテコールアミン(とくにアドレナリン)量に相関が認められ、PACAPはカテコールアミン過剰発現に関与する因子と考えられた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Nanmoku T., et al.: "Effects of orexin on cultured porcine adrenal medullary and cortex cells"Regulatory Peptides. 104. 125-130 (2002)

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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