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2000 Fiscal Year Annual Research Report

失語患者のコミュニケーション能力障害に対する改善に関する研究

Research Project

Project/Area Number 11672376
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

田村 綾子  徳島大学, 医療技術短期大学部, 教授 (10227275)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 由紀  香川医科大学, 医学部, 講師 (90304592)
南 妙子  香川医科大学, 医学部, 助教授 (60229763)
市原 多香子  徳島大学, 医療技術短期大学部, 助手 (10274268)
Keywords失語 / コミュニケーション / SLTA / 簡便化
Research Abstract

失語症患者のコミュニケーション能力障害の実態を明らかにするため、平成11年度は、入院し療養中の重度〜中等度失語患者の療養におけるコミュニケーション状況を把握し、復唱良好群では「聞き返し」不良群では「うなづき」をコミュニケーション手段として多用していることを明らかにした。平成12年度の研究においては、ベットサイドで簡便な検査項目指標として活用する事を目的に、本邦で一番普及率の高い失語症検査SLTA(Standard.Language Test of Aphasia)結果をもとに、最頻重要検査項目の抽出を行った。失語症と診断された190例を対象とした。SLTAは、25項目187題から構成されており、この結果より、失語症の分類と重症度が判定される。対象をBroca失語の重度および中等度、Wernicke失語の重度および中等度、全失語の重度と中等度の6群に分類し、25項目について各失語群毎の比較を分散分析で実施し、多変量解析(主成分分析法)にて14検査項目を選出した。この14項目にて簡易失語パターンを作製した。この14項目は、言語機能の検査時の必須条件である"聴く""話す""書く""読む"の4つの機能を含み、かつ検査項目は音節と単語レベルで構成されることになり、SLTAの全項目を約二分の一に簡約できた。この簡約化されたSLTAは、比較的短時間に行え、かつ簡易失語パターンによる各失語症のタイプ判別も可能であり、bed sideでの失語症のスクリーニング検査として有用であると思われた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 田村綾子 他: "急性期重症失語症患者における日常会話状態の検討"徳島大学医療短期大学部紀要. 第10巻(印刷中). (2001)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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