1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11680066
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Research Institution | Osaka University of Health and Sport Sciences |
Principal Investigator |
金子 公宥 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (00067232)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宍倉 保雄 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (60067254)
山崎 武 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (50067237)
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Keywords | 筋力 / 高齢者 / 足関節 / 歩行 / 体力測定 |
Research Abstract |
本研究は加齢に伴う筋力と筋の太さ(以下筋厚と言う)の変化を調べ、体力との関連を調べようとした。被験者は18歳から49歳までの健常な女性99名で、20歳群(10代と20代)、30歳群、40歳群に分類した。筋力は特別に製作した筋力測定装置を用い、足関節の底屈と背屈の等尺性最大筋力を足関節角90度で測定した。また、膝関節の等尺性最大伸展力を膝関節90度屈曲位で測定した。筋厚の計測は超音波診断装置を用いて行い、大腿前部(大転子から大腿長の50%遠位)、下腿後部および下腿前部(頚骨点から頚骨長の30%遠位)を計測部位とした。筋自体の筋力の算出に用いたテコ比は、膝については福永の値を用い、足関節については実測した。また、垂直跳と3分間の持久性テストであるSSTとSSTwを実施し、以下の結果を得た。 1.足底屈力は20、30、40歳群と加齢に伴い増加する傾向が見られた。足背屈カは3群間でほとんど変化が見られなかった。膝伸展力は20歳群より30歳群で低かったが30歳群と40歳群ではほとんど変化しなかった。分散分析の結果、これら3つの筋力において、年齢による有意差は見られなかった。 2.大腿部前部、下腿前部および後部における筋厚に年齢群間で差が見られなかった。 3.筋厚と筋自体の筋力から単位断面積当たりの筋力の指数を算出したところ、3つの筋群のいずれにおいても30歳群が最高値を示したが、年齢による有意差は認められなかった。 4.膝伸展力は足背屈力、足底屈力と有意な相関を示したが、足底屈力と足背屈力は相関を示さなかった。 5.垂直跳と筋力の間に有意な相関は見られなかったが、SSTと膝伸展力の間に有意な相関が見られた。
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