2001 Fiscal Year Annual Research Report
食文化の回復と食におけるグリーン購入の接点からみた食の質に関する研究-家庭の食生活の現状を踏まえた質的向上のための評価法の検討-
Project/Area Number |
11680135
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
秋永 優子 福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (70167948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 小千枝 香蘭女子短期大学, 家政科, 教授 (80161173)
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Keywords | 食生活 / 質 / 食文化 / グリーン購入 / アンケート調査 |
Research Abstract |
食生活を食文化と地球環境問題の2つの方向からとらえ、その価値の問い直しの作業に取り組むために、家庭における食生活の現状調査を実施した。 調査内容は、「食文化の回復」の指標として、具体的におせち料理が手作りかどうか、郷土料理をどのくらいの頻度でつくるか、保存食品を手作りしているか、主食とする食品、食べている料理が和・洋・中のいずれであるか、およびみその使用量についてを調べた。「食におけるグリーン購入」の指標として、食品の入手先、購入する食品の決定要素、使用しているしょうゆの原材料、生ごみや廃食油、食品の保存用のラップの素材と使用頻度、肉やお総菜の容器の処理、台所用洗剤、買い物の際の袋の使用、および旬の食材を使っているかについて調べた。「食の質」の指標として、食事の栄養バランス、欠食数、品数や主食、主副菜の揃い具合、食事が家庭での手作りされているか、使用しているしょうゆの原材料について調べた。 調査対象については、旬や自治体のごみ処理に違いがでないように、福岡県宗像市在住者とし、主に家事を担当している人に依頼した。 調査時期は、正月の記憶がまだあり、しかし食生活自体は日常の状態に戻っていると考えられる1月下旬から2月とした。 調査結果については、現在、集計および分析を進めているところである。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 中村 修: "学校給食の地場産自給率に関する調査-長崎県における調査から-"長崎大学総合環境研究. 第3号 合併号. 19-31 (2001)
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[Publications] 秋永優子: "食文化教育の観点から行う学校給食評価の試み"日本調理科学会誌. 34巻2号. 181-189 (2001)
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[Publications] 秋永優子: "地場産給食が子どもたちを育て「地産地少」の芽を育てる"自然と人間を結ぶ(農山漁村文化協会). 15巻11号. 22-33 (2001)