2001 Fiscal Year Annual Research Report
数学科教育法の授業を学校現場と一体化させるための実践的研究
Project/Area Number |
11680171
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Research Institution | Yamanashi University |
Principal Investigator |
吉川 行雄 山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (50281910)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 伸也 弘前大学, 教育人間科学部, 教授 (50322920)
昆 正博 弘前大学, 教育人間科学部, 教授 (70103017)
中村 享史 山梨大学, 教育人間科学部, 助教授 (70303394)
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Keywords | 数学科教育法 / 教材開発 / オープンエンドアプローチ / 初等幾何 / 立体模型 |
Research Abstract |
昨年度までの研究の中で、学生も現職教師も新しい未体験の教材に取り組む場面で、本研究の目的に即した望ましい成果が顕著に見られることがはっきりしてきた。そこで、今年度は、新しい教材の開発に努めるとともに、これまで開発してきた教材についても改めてじっくり検討し直し、その詳しい記録を作ることにした。また、すでによく知られている教材であっても、多様な考え方の引き出し方やその扱い方によっては未体験の教材となることもわかってきたからである。 なお、今年度は最終年度なので、本研究で取り上げた教材のうち主なものを収録した冊子を作り、数学科教育法のテキストとして利用してもらえるようにした。 今年度の研究で印象深いのは、初等幾何の世界の豊かさ奥深さにその場の一同が感心する,という場面が何回も見られたことである。新しい視点から初等幾何を見直すことは、本研究から得られた今後への大きな課題である。 今年度検討した教材の中で、次のものはとくに内容の充実した検討がなされた。 ・オープンエンドアプローチによる「水槽の授業」の追試 ・立体模型作りにストーリー性を持たせる一連の課題群の開発 ・見取り図の背景にある数学の体系の学習 ・「120円の支払い方は何通りあるか」という身近な課題から発展させていく例
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