1999 Fiscal Year Annual Research Report
算数・数学科における作業的・体験的活動を重視した指導に関する研究
Project/Area Number |
11680180
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
橋本 吉彦 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (60000072)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細川 尋史 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (30231575)
池田 敏和 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (70212777)
石田 淳一 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (70144186)
富竹 徹 島根大学, 教育学部, 助教授 (00155566)
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Keywords | 数学的活動 / 作業的な活動 / 体験的な活動 / 算数的活動 / 評価 |
Research Abstract |
3ヶ年研究の初年度ということで、研究課題の中の「作業的・体験的活動」に焦点をあてた算数・数学の問題、その問題を使っての授業実践の収集につとめた。研究協力者として、小・中・高の現職の教員を含め、本研究に参画するものは39名である。 平成11年度は、次のような2回の会合を開催した。 (1) 第1回会合、平成11年12月19日(日)、36名出席 (2) 弟2回会合、平成12年2月20日(日)、30名出席 両日とも日曜日にもかかわらず、島根県からの参加も含め、活発な議論がなされた。具体的には、第1回会合では、小学校の事例9件、中学校の事例7件、高等学校の事例1件の合計17件であった。第2回会合では、小学校の事例9件、中学校の事例5件、高等学校の事例1件、大学から橋本及び池田が提案したので、合計17件であった。どちらの会合でも、各事例について同じ学校間の先生ばかりでなく、異なる学校間の先生(たとえば中の事例に対して小の先生が意見を述べるなど)からも反応があり、お互いに刺激を受けたようである。 来年度への示唆としては、教師自身の評価のあり方、作業的・体験的活動をもとにした算数・数学的中味の横の広がり、系列を考えた縦の広がり、つまり縦横無尽な展開の仕方、の2つが得られた。これらのことについて何らかの知見が得られるよう、研究を遂行中である。
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