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2000 Fiscal Year Annual Research Report

学校数学における児童・生徒の自己評価能力の形成に関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 11680186
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

矢部 敏昭  鳥取大学, 教育地域科学部, 教授 (50230298)

Keywords自己評価活動 / 自己目標 / 自己活動 / 自己評価 / 自己強化
Research Abstract

本年度は,第一年次において提出した子どもによる評価活動としての「自己評価活動」を構成する一連の諸活動(自己目標,自己活動,自己評価及び自己強化)の枠組みに関して,自己評価活動を形成する諸要因として自己を対象化するということ,及び学習を共にする他者との関わりに着目するとともに,自己評価活動の枠組みを再検討したものである。また,本研究は子どものよる評価活動の基本的な枠組みの構築をめざす一方,他方においては継続的な実践的検討を並行して行っているものである。
本年度の研究の成果としては,上記の視点からの検討の結果,第一に,「自己活動」は自己目標に対応した活動として位置づけられるとともに,「自己目標」は一連の自己評価活動を通して,自己の学びを対象化する視点としての機能が認められたこと。第二に,「自己活動」は自己評価の際の判断・価値付けの根拠として位置づけられるとともに,「自己評価」は自己の内に評価の視点と尺度の形成としての機能が認められること,を指摘したものである。
自己評価活動の理論的枠組みの検討と並行して継続的に実践を行っている中では,現在それぞれの自己評価活動の具体的な様相を収集するとともに,分類・整理しているものである。例えば,自己目標様相の分類の視点に関しては,学習過程に即した分類の視点と算数・数学の学習の仕方に即した分類の視点の2点から検討しているものである。前者の視点に関しては6つの観点を設定し,後者の視点に関しては4つの観点を設定して,その検討を行っているものである。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 矢部敏昭: "学校数学における自己評価能力の形成に関する実証的研究"日本数学教育学会誌. 82巻4号. 2-11 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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