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2000 Fiscal Year Annual Research Report

高齢社会に対応したホームページのバリレアリー化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 11680213
Research InstitutionToyama University

Principal Investigator

山西 潤一  富山大学, 教育学部, 教授 (20158249)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 黒田 卓  富山大学, 教育学部, 助教授 (80262468)
向後 千春  富山大学, 教育学部, 助教授 (00186610)
Keywordsインターネット / 高齢者 / ホームページ / ユニバーサルデザイン / 文字サイズ / 配色
Research Abstract

高齢者を対象としたホームページのデザインに関する実験の結果、文字サイズに関しては、輝度比がどんな場合であってもfont size=3(12pt)はほとんど読めるということが明らかになった。文字色と背景色の組み合わせに関しては、輝度比が4:1以上の陽画表示で背景色の明度が高く、文字色の明度が低い組み合わせが読みやすく、好ましいという結果を得た。また、陽画表示で輝度比3:1以下のもの、陰画表示のもの、背景色と文字色が同系色の組み合わせは、望ましくないようである。
若年者層と比較をしたところ、読みやすさについては若年者層の方が「読みやすい」と答えており、その差が大きいものは輝度比が小さくなるにつれて多く見られた。好ましさについて差が大きいものを見た場合、陽画表示でコントラストの高い組み合わせにおいて若年者層より高齢者の評価が高いことより、高齢者はコントラストの影響をより多く受ける傾向が認められた。
これらの結果より、全ての人にとって望ましい配色は、輝度比8:1以上の陽画表示で背景色がうすく文字色は紺か黒の組み合わせであること。逆に望ましくない組み合わせは輝度比3:1以下の陽画表示の組み合わせ、陰画表示、背景色と文字色が同系色のものであることが明らかになった。
次に、アイコンデザインに関する分かりやすさの実験を行った。その結果、対象アイコンや状態アイコンは、年齢が高くなるにつれて正答率が低くなる傾向があった。特に年齢が高いほど、アイコンの意味をとらえることも難しくなる傾向が認められた。ISO(国際標準化機構)によるインタフェイスのユーザビリティからは6割以上の正答率の確保が要求されることを考えると、何らかの改善の必要性が認められた。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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