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2000 Fiscal Year Annual Research Report

形状モデリングと融合したレンダリングアルゴリズム

Research Project

Project/Area Number 11680369
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

大野 義夫  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20051865)

Keywordsコンピュータグラフィックス / モデリング / レンダリング / レイトレーシング
Research Abstract

コンピュータグラフィックスの普及に伴い,非常に複雑なシーンのレンダリングが要求されるようになってきた.しかし,シーンの複雑さには際限がなく,コンピュータの計算能力やメモリの容量がいかに向上しても,決して満足されることがない.本研究ではこの問題を,次の2通りのアプローチで解決することをはかった.
(1)レンダリングの必要に応じて,モデルの細部を生成する.こうすることにより,同時に膨大な量のシーンデータをメモリ上に展開する必要がなくなり,ハードディスクへのアクセス回数を画期的に削減できる.この考え方としては,フラクタルが有名であるが,本研究では,より表現能力の高いモデリング法としてWrinkly曲面を開発し,さらにその応用範囲を拡張する研究を行なった.
(2)圧縮した形式のシーンデータをレイトレーシング法で利用できるようにする.通常のレイトレーシング法では,シーンデータへのアクセスがランダムな順序で行われる.このため,すべてのシーンデータをあらかじめメモリ上に展開しておかざるを得ない.このため,シーンデータが膨大になると,ハードディスクへのアクセスでスラッシングという現象を生じ,レンダリング速度が極端に低下する.本研究では,レイトレーシング法における光線追跡を,通常の深さ優先探索ではなく,幅優先探索を導入することにより,解決した.またそのアルゴリズムの改良をはかり,1億個の物体を含むシーンを,並の性能のPCを用いて,50分程度の時間でレンダリングすることに成功した.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 藤本忠博,大野義夫: "Wrinkly曲面の形式化と重畳化"情報処理学会論文誌. 41・9. 2518-2535 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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