2000 Fiscal Year Annual Research Report
実空間とサイバー空間での統合的情報検索システムの構築
Project/Area Number |
11680379
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
新田 克己 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (60293073)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安村 禎明 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (30302962)
山田 誠二 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (50220380)
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Keywords | 情報検索 / web / 事例ベース推論 / 擬人化エージェント / XML |
Research Abstract |
研究実績は以下のとおり. 研究内容は,ユーザとWebページをシームレスに検索する統合的検索システムHERIS,検索されたユーザとの接続を知的に行うための事例ベースの秘書業務支援システム,ネットを介した交渉を円滑に進めるための擬人化エージェントの3つのサブテーマからなる. (1)HERISは,ユーザに割り当てられているユーザエージェントとWWWの検索エンジンに割り当てられる検索エンジンエージェントから構成されるマルチエージェントシステムとして構成され,エージェント間の通信プロトコルとして契約ネットプロトコルを用いる.ユーザがユーザエージェントにクエリを与えると,システムは,他の情報源,つまり他のユーザエージェントや検索エンジンエージェントにクエリをタスク告知し,検索結果と情報源の属性からなる入札を集める.そして,それらの入札の情報を基に,有用な情報源を統合してユーザに提示する.検索主体であるユーザが選択した情報源が人間であれば,音声と動画による直接対話を確立し,Webページ等公開情報であればプラウザを用いて情報を提示するものである. (2)秘書業務支援システムは,HERISで検索されたユーザに接続する場合に,相手のランクや現在の忙しさを考慮して,すぐに接続するか,伝言を受け取るか,代行して返答するかを決定するシステムである。ユーザのさまざまな要求に柔軟に対処するため,事例ベース推論により知的接続機能を実現した。具体的には,XML文書の類似検索手法を開発して,ユーザからの自然言語による要求に対しても対処できる手法を開発した。 (3)HERISによって他のユーザに接続する場合,音声や動画が使用できない場合に,相手との通信は文字列になる。この場合に,交渉や連絡を円滑に進めるため,互いの感情を擬人化エージェントの表情で表現する手法を開発し,実験によって,表情の交渉に及ぼす影響を確認した。
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[Publications] 鈴木佐知子,安村禎明,新田克己: "事例を用いた秘書業務の支援エージェント"人工知能学会知識ベースシステム研究会(第50回)資料. 31-36 (2000)
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[Publications] 湯浅将英,安村禎明,新田克己: "擬人化エージェントを用いた交渉戦略"人工知能学会知識ベースシステム研究会(第51回)資料. 15-21 (2001)
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[Publications] 間瀬心博,山田誠二: "マルチエージェントシステムによる実空間とWWWの統合的情報検索"人工知能学会知識ベースシステム研究会(第49回)資料. 13-17 (2000)
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[Publications] S.Yamada and M.Mase: "Integrated information search in the WWW and a human group"INFORMS/KORMS 2000. 1407-1413 (2000)
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[Publications] 山田誠二,間瀬心博: "サイバー空間と実空間の統合的情報検索"第121回情報処理学会「知能と複雑系」研究会. 39-46 (2000)
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[Publications] M.MASE,S.YAMADA: "Development and Evaluation of an Information Retrieval System for User Groups and The WWW"HCI International 2001. (2001)