2000 Fiscal Year Annual Research Report
ファジィ環境における大規模多目的多重レベルシステムに対する対話型意思決定
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11680448
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| Research Institution | Hiroshima University |
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Principal Investigator |
坂和 正敏 広島大学, 工学部, 教授 (70093507)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 浩介 広島大学, 工学部, 助手 (00263731)
西崎 一郎 広島大学, 工学部, 助教授 (80231504)
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| Keywords | ファジィシステム / 大規模システム / 多目的システム / 多重レベルシステム / 対話型意思決定 / ファジィ計画法 / 多目的計画法 / 遺伝的アルゴリズム |
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| Research Abstract |
複雑に依存しあう現実の様々な社会システムにおける意思決定状況を,ファジィ情報のもとでの,大規模多変数でしかも複数個の相競合する目的をもつ上位レベルと下位レベルの意思決定者の存在を考慮して,大規模多目的多重レベル計画問題として定式化し,レベル間の満足度をバランスよく達成させるような満足解を対話的に導出するという対話型ファジィ計画法の開発を目指して,本年度は,ファジィ環境における角型構造の大規模多目的計画問題に対して,これまで研究代表者が遂行してきた研究成果がドイツのPhysica-Verlagより"Large Scale Interactive Fuzzy Multiobjective Programming"と題する200頁以上の研究書として出版されるとともに,研究代表者がこれまで提案してきた2重構造文字列遺伝的アルゴリズムに関する研究をも含む「離散システムの最適化<一目的から多目的へ>」と題する研究書が森北出版から刊行された.さらに,上位レベルと下位レベルの意思決定者の存在を考慮したファジィ環境での多重レベル線形分数,0-1および非凸計画問題を定式化し,上位レベルの意思決定者と下位レベルの意思決定者がお互いの立場をわきまえて,可能な限りレベル間の満足度をバランスよく達成させるような満足解を対話的に導出するため,線形計画法や遺伝的アルゴリズムに基づく対話型ファジィ計画法を提案し,数値例によりその有効性を示した.また,今後,ファジィ環境での離散変数の大規模多目的多重レベル計画問題にも対処し得るような対話型ファジィ計画法を開発するために,多次元整数ナップサック問題やより一般の整数計画問題に対する2重構造文字列遺伝的アルゴリズムによる近似解法を提案して,数値例により有効性を検証した.しかも,事例研究として,生産・人員割当2レベル線形分数計画問題を定式化して,提案した対話型ファジィ計画法を適用して,有効性を検証した.
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[Publications] 坂和正敏: "多重レベル非凸非線形計画問題に対する遺伝的アルゴリズムによる対話型ファジィ計画法"日本ファジィ学会誌. 12・2. 304-312 (2000)
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[Publications] 坂和正敏: "生産・人員割当2レベル線形分数計画問題に対する対話型ファジィ計画法の適用-事例研究-"日本ファジィ学会誌. 12・3. 395-405 (2000)
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[Publications] 西崎一郎: "遺伝的アルゴリズムを用いた2レベル線形計画問題のStackelberg解の計算"電子情報通信学会論文誌. J83-A・7. 868-874 (2000)
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[Publications] 坂和正敏: "多次元整数ナップサック問題に対する2重構造文字列遺伝的アルゴリズム"日本ファジィ学会誌. 12・4. 562-569 (2000)
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[Publications] M.Sakawa: "Interactive fuzzy programming for two-level linear fractional programming problems with fuzzy parameters"Fuzzy Sets and Systems. 115・1. 93-103 (2000)
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[Publications] M.Sakawa: "Interactive fuzzy programming for multi-level 0-1 programming problems with fuzzy parameters through genetic algorithms"Fuzzy Sets and Systems. 117・1. 95-111 (2001)
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[Publications] M.Sakawa: "Large Scale Interactive Fuzzy Multiobjective Programming"Physica-Verlag. 217 (2000)
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[Publications] 坂和正敏: "離散システムの最適化<一目的から多目的へ>"森北出版. 199 (2000)
