2000 Fiscal Year Annual Research Report
GISを用いた東京湾岸域の地震危険度総合評価に関する研究
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11680472
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Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
長橋 純男 千葉工業大学, 工学部, 教授 (50016523)
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Keywords | 東京湾岸域 / 地震危険度評価 / 阪神・淡路大震災 / 地域活動力 / 経済活動力 / 社会活動力 / 地理情報システム |
Research Abstract |
本研究は、地域の経済活動力を評価する手法を提案し、この経済活動力が通常時に比べて震災時にどの程度低下するかによって、その地域の地震危険度を予測しようとするものである まずはじめに、この地震危険度評価を行う際の指標として「地域活動力」の基本概念を提案する。これは地域の持つ防災能力を経済活動力、社会活動力、地域活動力によって評価するものである。本研究においては、その指標の柱の一つである「経済活動力」という指標について、その評価概念及び評価手法について提案する。これは、通常時の経済活動力が震災時にどの程度低下するかにより、その支障度を評価するものである。また、事例研究として阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた神戸市区部を含む阪神湾岸域を対象とし、提案した指標を用いて地震危険度評価を行い、本評価法の妥当性を検討する。 次に、経済活動力評価の一般的な妥当性について国内の港湾を有する主要な経済圏、すなわち、東京湾岸域、名古屋/三重エリアおよび近畿エリアを対象に本経済活動力を評価する本評価手法の検証を行い、その上で東京湾岸域においてこの手法を用いた地震危険度評価を行った。すなわち、この評価指標は地震時において経済活動力が、通常時よりどの程度低下するかにより危険度を評価するものである。最後に、東京都による既存の地震被害想定結果との比較を行い、特に個々の災害事象間の相互作用を考慮した地震危険度予測を行うことによって、従来の被害想定では得られなかった本評価手法の有効性を示した。
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[Publications] 長橋純男,田邊功一: "東京湾岸域を対象とした地域活動力(Area Vitality)評価による総合地震危険度予測-その2経済活動力(Economic Vicality)評価手法の概念及び兵庫県激震域における事例研究-"日本建築学会大会学術講演梗概集/構造II. B-2. 19-20 (1999)
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[Publications] 田邊功一,長橋純男: "東京湾岸域を対象とした地域活動力(Area Vitality)評価による総合地震危険度予測-その3東京湾岸域における経済活動力(Economic Vitality)評価-"日本建築学会大会学術講演梗概集/構造II. B-2. 21-22 (1999)
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[Publications] 田邊功一,長橋純男: "地域活動力(Area Vitality)評価による地震危険度評価に関する研究-その4阪神地域における経済活動力評価の事例研究-"日本建築学会大会学術講演梗概集/構造II. B-2. 83-84 (2000)
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[Publications] 田邊功一,長橋純男: "地域活動力を用いた地震危険度評価に関する研究その1経済活動力評価手法の提案及び兵庫県南部地震激震域を対象とした評価検証"日本建築学会構造系論文集. 543(掲載予定). (2001)
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[Publications] 長橋純男,田邊功一: "経済活動力(Economic Vitality)評価による地震危険度の地域特性-首都圏と近畿エリアとの比較による-"日本建築学会都市防災システム小委員会公開研究会資料集. (2001)