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2000 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝子発現から見た粒子状物質の包括的毒性評価

Research Project

Project/Area Number 11680563
Research InstitutionNational Institute for Environmental Studies

Principal Investigator

平野 靖史郎  国立環境研究所, 地域環境研究グループ, 主任研究官 (20150162)

Keywordsアスベスト / 肺胞マクロファージ / ディファレンシャルーディスプレイ / 貧食 / krox20 / egr-2 / ノーザンファイブリダイゼーション / PCR / 浮遊粒子状物質
Research Abstract

昨年度は、繊維状粒子状物質を貧食した肺胞マクロファージに特異的に発現する遺伝子としてkrox20/egr-2をクローニングした。本年度はkrox20/egr-2の遺伝子発現をマーカーとして、アスベストや都市大気中の粒子状物質の毒性評価を試みるとともに、krox20/egr-2遺伝子の5'上流域の解析を行った。
都市大気中の粒子状物質は東京の都心部で電気集塵器を用いて捕集された粒子成分を、アスベストはUICCの標準試料であるクロシドライトを用いた。
微小酸化チタン粒子は生体との反応性が低い物質として知られているが、繊維状の酸化チタンはマクロファージにおいて強くkrox20/egr-2を発現させる。アスベストは繊維状粒子状物質の中でも最も毒性が高いことが知られているが、krox20/egr-2の発現量は繊維状酸化チタン粒子に比べて低い値を示した。このことはkrox20/egr-2の発現は、必ずしも粒子の毒性に基づくものではないことを示している。
また、都市大気中の粒子状物質を貧食したマクロファージにおいては、対照値より高いkrox20/egr-2の発現量がみられたが、アスベストや繊維状の酸化チタンを貧食したマクロファージに比べ低値を示した。RACE(Rapid Amplification of cDNA Ends)法を用いてkrox20/egr-2の5'上流域を詳しく調べたところ、この遺伝子には少なくても2種類のものが存在することが明らかとなり、ジーンバンクに登録を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Seishiro Hirano,C.D.Anuradha,Sanae Kanno: "Transcription of krox-20/egr-2 Is Upregulated after Exposure to Fibrous Particles and Adhesion in Rat Alveolar Macrophages"American Journal of Respiratory Cell and Molecular Biology. 23. 313-319 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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