1999 Fiscal Year Annual Research Report
発生初期の神経回路形成におけるセマフォリン・ファミリーの機能解析
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11680732
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
東海林 亙 東北大学, 加齢医学研究所・分子発生, 助手 (40250831)
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Keywords | ゼブラフィッシュ / セマフォリン / 軸索ガイド因子 / 運動神経 |
Research Abstract |
本研究ではゼブラフィッシュ初期神経回路における軸索ガイド因子セマフォリンの発現パターンならびにその機能解析を行っている。平成11年度においてはDr.Halloran(Univ. of Wisconsin)、Dr.Kuwada(University of Michigan)との共同研究でlaser microbeamを利用した新しい異所性発現解析システムの樹立に成功し(Development, 2000 in press)、今後の軸索ガイド因子の機能解析に大きなアドバンテージを得ることができた。また実際にこの技術の応用によりsema3A1がゼブラフィッシュの脊髄一次運動神経の軸索に対して反発因子として働くこと、また反発の感受性がステージの進行と共にダイナミックに変化することにより軸索ルートの正しい選択に寄与することがわかってきた。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Halloran, et al.: "Laser-induced gene expression in specific cells of transgenic zebrafish"Development. (in press). (2000)
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[Publications] Yee, et al.: "Molecular cloning, expression and activity of zebrafish semaphorin zla"Brain Res. Bull. 48. 581-593 (1999)