1999 Fiscal Year Annual Research Report
血栓症治療における超音波照射併用療法効果の技術的検討-最適周波数.照射モード・マイクロバブルの特性について-
Project/Area Number |
11680839
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
関岡 清次 三重大学, 医学部・附属病院, 講師 (30201586)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 長也 本多電子株式会社, 研究開発本部, 係長(研究職)
山田 典一 三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (60303731)
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Keywords | 超音波 / 血栓溶解 / 周波数特性 / 振動モード / マイクロバブル |
Research Abstract |
超音波による血栓溶解促進効果を一般に超音波洗浄機で使われる低周波数帯域を含む20kHz〜2MHzで評価するには低周波帯域で以下の問題が内在することが判明し、信頼性の高いデータ、結果を出すため実験システムを再検討している。 1)500kHz以下の低周波帯域では超音波パワー、出力を評価する周波数特性、感度のよいハイドロホンが市場に得られず、他の手法、例えばレーザードップラ等を用いて光学的に振動強度を測定する等の新しい手法・工夫が必要なため光の透過可能な実験装置に変更する必要がある。 2)低周波波帯域の連続波では定在波による超音波圧力の空間的分布の影響が大きく、空間的圧力の相違を考慮する必要がある。溶解対象物の空間的位置の影響を考慮するため、空間的な音場分布の測定、検討を行って評価する必要がある。 以上の点から実験システムを再検討して現在作成段階に入っている。 この実験システムを改良後、早急に実験を進めたい。
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