1999 Fiscal Year Annual Research Report
ラインチャンス法による脳内自由水拡散係数マップ撮像方法の確立
Project/Area Number |
11680860
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Research Institution | Tokai University Junior College |
Principal Investigator |
福崎 稔 東海大学短期大学部, 助教授 (40259122)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
灰田 宗孝 東海大学, 医学部, 講師 (20208408)
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Keywords | NMR / Line Scan / Diffusion Coefficient / Brain / MRI |
Research Abstract |
MRIによるひずみの少ない拡散係数分布図を作成すること、詳細な自由水拡散係数の測定をおこなうことを目的として、Line Scan Diffusion Image(LSDI)法のパルス列を作成した。また、プログラムはGE SIGNAMRI scanner(General Electric Medical Systems)における開発ツールをもちいた。このパルス列では、x,y,z方向の拡散係数を任意に測定することができるようにプログラムした。LSDI法およびEPI法によるイメージひずみを検討する目的で、同一スライス面での比較をおこなった。この結果、副鼻腔のようなAir-Tissue interface近傍の撮像面において、Gradient EchoをもちいたEPI法では、T_2^*の影響が大きく現れイメージにひずみをもたらすことが確認された。この結果は昨年5月にPhiladelphiaで開催された国際磁気共鳴医学会(International Society for Magnetic Resonance in Medicine 7^<th> Scientific Meeting)において発表した。今回、作成したLSDIパルス列では、multi-exponentialの信号変化にたいする測定を出来るだけ可能にするようにした。ここでは一度の測定で、任意部位の信号の減衰過程を、最大20ポイントの異なる磁場勾配を設定することで観測することができる。これにより、制限拡散などの遅い拡散係数成分をフィッティングによって分離し、より詳細な拡散係数の分布図を作ることができると期待している。
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