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1999 Fiscal Year Annual Research Report

イラン西北部の考古学的調査

Research Project

Project/Area Number 11691054
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Section一般
Research InstitutionThe Middle Eastern Culture Center in Japan

Principal Investigator

大津 忠彦  財団法人 中近東文化センター, 学術局, 研究員 (30260144)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古瀬 清秀  広島大学, 文学部, 助教授 (70136018)
千代延 惠正  財団法人 中近東文化センター・学術局 (00006503)
岡野 智彦  財団法人 中近東文化センター, 学術局, 研究員 (40260145)
山内 和也  国士舘大学, イラク古代文化研究所, 共同研究員
Keywordsギーラーン / セフィードルード / マールリーク / 紀元前1千年紀 / キャルーラズ / 洞窟遺跡 / イスラーム陶器 / 夏営地
Research Abstract

1999年度の現地調査は、ギーラーン州セフィードルード川東岸のマールリーク遺跡(紀元前1千年紀初群集墓)の在る谷筋において、当遺跡下方に広がる棚田域に遺物散布の有無と、地理的遺跡立地環境を確認した。明瞭な表採遺物の散布は全域にわたっての確認にはいたらなかったが、当該地域における盟主的な当遺跡が谷端部の要衝を占め、そこがセフィードルード川を挟んで丁度対岸に位置する唯一の遺丘形成遺跡キャルーラズ(紀元前1千年紀墓および建築遺構)と対をなすべき位置関係あたることがわかった。山内和也は、周辺村落に現在も見られる居住の季節的垂直移動(夏営地、冬営地)と古墓群遺跡との関連性を捉えるため、聴き取り調査を行った。大津忠彦および古瀬清秀は、ギーラーン州内における石灰岩洞窟遺跡として次年度以降の踏査好対象になるべき10基の洞窟の名称、所在地を聴取すると共に、在テヘラーン機関Geological Survey of Iranにて関連資料を収集。千代延惠正は、とくに在ギーラーン州ラーヒジャーンの博物館所蔵当州民俗資料(木製品)から、土器資料との関連性考察のデータを収集した。岡野智彦は、西隣州アルダビールのシェイフサーフィー廟における発掘出土品を分析し、イランのイスラーム陶器と共に16-17世紀中国磁器(青磁、染付)が大量に伴出することを確認した。東隣州マーザンダラーン州およびゴレスターン州では、それぞれの州文化遺産庁当局より、最新の考古学調査研究動向を聴取すると共に、中、新石器時代洞窟遺跡を踏査し散布資料(土器、石器)を確認。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 大津忠彦: "我が国「イラン考古学」研究の指向"日本考古学協会第66回総会研究発表要旨. (2000)

  • [Publications] 山内和也: "ギーラーン・セフィードルード西岸の古墓群について"日本西アジア考古学会第4回総会・研究発表会. 14-19 (1999)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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